Special Lecture
特別講演会
テーマ
外から見たリグニン・・リグニンのここは何とかならないのか?・・
趣旨
2050年カーボンニュートラル達成に向けて、リグノセルロースバイオマスの持続的生産と効率的な有効利用がますます強く求められるようになっています。近年、リグニンの利用、化学、形成などあらゆるリグニン科学の重要性が一層増しており、リグニンに関する最新情報の発信、関連技術の進展の取り込み、或いは関連学術領域との連携を進め、リグニン及び関連物質の科学と技術開発の一層の進展を図ることが重要となっています。ここで、研究対象としてのリグニンは、取り扱いが難しく、リグニンの科学を専門としない場合に取り扱いを逡巡する場合も多いと考えられます。今回の討論会の特別講演枠は、遠隔開催の利点を生かし従来とは少し趣を変えて、リグニン科学に関連する分野で活躍されておられる先生方に関連分野から眺めたリグニンについて、或いは、リグニン科学についてここはもう少し何とかならないか、といった内容についてご教示いただきます。そして、リグニン科学を専門とする研究者との総合討論を経て、リグニン科学及び関連学術領域一層の発展・連携を目指す機会としたいと考えています。
日時
2022年11月11日(金)13:00〜16:00
場所
Zoomによるオンライン
プログラム
13:00-13:05 | 開会ご挨拶と趣旨説明 | リグニン学会会長 梅澤俊明 |
13:05-13:25 | 植物生理学者、リグニンの森で迷子になる。 | 大谷 美沙都 先生(東京大学大学院新領域創成科学研究科) |
13:25-13:45 | 植物免疫におけるリグニン生合成の制御メカニズム | 川崎 努 先生(近畿大学農学部) |
13:45-14:05 | 土壌有機物、腐植物質の素材としてのリグニン | 渡邉 彰 先生(名古屋大学大学院生命農学研究科) |
14:05-14:15 | 休憩 | |
14:15-14:35 | リグニン由来物を用いたハイブリッド材料の開発 | 蛯名 武雄 先生(産総研東北センター) |
14:35-15:05 | リグニンの分析技術と構造研究の進歩 | 秋山 拓也 先生(東京大学大学院農学生命科学研究科) |
15:05-15:15 | 休憩 | |
15:15-15:55 | 総合討論 | |
15:55-16:00 | 閉会のご挨拶 | 亀井 一郎(第67回リグニン討論会実行委員長) |